• 今永は再三の危機を乗り越え、2勝目を挙げた=神宮球場で(二宮優里亜撮影)

  • 決勝打を放った江越

  • 米満は猛打賞を記録し、勝利に貢献した(藤本一輝撮影)

江越決勝打!投打噛み合い因縁晴らす

[硬式野球部]東都大学野球1部秋季リーグ対国学大3回戦(2014年09月18日 20時14分)

東都大学野球秋季1部リーグ対国学大3回戦が9月18日神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

国学大 001 000 010 2
駒 大 003 000 00× 3

(5) 米 満 430
(6) 前 田 100
(9) 下 川 310
(8) 江 越 322
(3) 福山亮 300
(7) 齋 藤 200
DH 長谷川 310
(2) 高橋亮 300
(6) 砂 川 310
     計 1682 

    回 打安責
○今永 9 3672

 1点を先制された直後の3回、連打で1死二、三塁の場面で、相手の失策の間に走者が帰り同点に追いつくと、4番・江越大賀(法4)の右中間越2点適時打で逆転に成功する。先発の今永昇太(経3)は8回、3連打で1点を失い、なおも無死二、三塁の危機を招くが、後続を三振、さらには相手のスクイズを見切り三塁走者を狭殺すると、最後は空振り三振に切って取り、1点差を守り抜いた。エースと主砲の活躍で、三季連続で負け越した国学大から勝ち点を獲得した。

◆西村亮監督
「勝ち点をとれて、まずはほっとした。うちは今永しかいないので、完投しか考えていなかった。(今永は)1戦目よりかは球威が落ちたが、自分なりのピッチングスタイルを持っているし、ピンチを背負っても焦らず投げることが出来た。特に8回に相手の作戦を見切って、粘れたことが大きかった。それでも、2本目のヒットは福山が体を使って止めてほしかったのでそこは課題。(江越が好調だが)ここ2、3日で感じを掴んできている。今日の打球は全ての打席で良い当たりだった。やはり一戦目の本塁打が江越の気持ちを楽にして、余裕が出てきたのかなと思う。良いところで打ってくれたが、まだこの調子が続くかは分からない。この調子を来週まで維持して、4番の仕事をして欲しいし、江越らしいバッティングをして欲しい。(よく打席に立つ前の江越に声をかけていたが)力を抜けといった基本的なことを伝えた。どのボールに狙いを定めるか、もう一度確認させていた。(後半に追い上げられてしまったが)3点とった後が淡白な攻撃になってしまったので、そこは今後の課題。野手陣の頭の中をもう一度切り替えなおしていかなくてはならない。(次戦は勢いのある中大戦だが)中大は勢いがあるが、戦力で言ったら自分のチームと同等もしくはそれ以下ぐらいだと思う。受け身にならず、自分たちのやることをきっちりこなしていきたい」

◆今永昇太
「(今日の調子は)少し疲れもあり、ピッチングは第一戦のようにはいかなかった。(こういう時の対策は)球威がない分、コントロールを注意している。 (8回のピンチは)自分の中では最悪同点だという気持ちでいた。スクイズ失敗させたのは、高橋亮のサインがあったからで、この試合ではターニングポイントだったと思う。この点については、息の合った投球ができた。(次戦について)勝ち点2同士の対戦なので、相手もそれを意識してくると思うが、余計なことは考えずに冷静に投球したい。(優勝がみえてくるが)春3位なので、優勝という文字にとらわれず、一戦一戦で勝つことを考えたい。自分が投球する時は勝ちたい。」

◆江越大賀
「ボールが良く見えていた。1打席目は変化球をうまく捉えられ、2打席目では真っ直ぐの球が来るだろうとおもっていたので、初球の真っ直ぐの球を、初球から振っていった。インコースの球をうまくさばけたと思う。(好調が続いているが)本塁打が出たことによって打席に向かう時余裕が持てるようになった。ボールを強引に引っ張らず、優しく捉えられるようになっている。また秋にいいバッティングができていたので、その時の映像を見て、ベストを出せるようにしていた。(不調のときは)監督からは4番から変えないとずっと言われ、しっかりしなくてはとおもっていたので、今日の結果は嬉しい。(今後は)プロへ志願するつもり」

◆福山亮(経4)主将
「去年の春、秋、そして今年の春も勝ち点を取れなかった相手なので、勝ち点をとれたことは嬉しい。(打線は)1番の米満が勢いを感じさせる雰囲気を作ってくれるので、それはとても心強い。(次は中大戦だが)勢いのあるチームではあるが、相手どうこうではなく自分たちの野球をやっていけば必ず勝てると思う」

◆米満一聖(営1)
「後の2戦はしんどい試合だったが、しんどい試合を勝てたことは大きい。調子はすごくいいので、この調子を維持できるように練習をしていきたい。(好調の要因は)下半身のトレーニングをしっかりしていることが、結果に繋がっていると思う(次の試合は)中大は勢いがあるので、勢いに負けないようにしたい。」


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次戦、対中大1回戦は9月24日、13:00より神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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