• 堅実にポイントを取る伊東=東大阪アリーナで(比志島大樹撮影)

  • 積極的に攻めかかる廣瀬

あと一歩…無念のベスト4

[空手道部](2013年11月22日 02時46分)

 第56回全日本大学空手道選手権大会が11月18日(日)、日本武道館で行われた。組手は2分6ポイント先取制のトーナメント方式となる。結果は以下の通り。

【女子団体 組手の部】
5回戦
駒 大0─2近畿大☆
先鋒●伊東佑季(仏3)
中堅●廣瀬まり(商3)
大将─田口聡珠(G3)

ベスト8まで一試合も負けることなく、勝ち進めた準決勝、相手は昨年勝利した近畿大学。先鋒の伊藤は攻撃が決まらず、ポイントが取れない。相手にポイントをとられ、時間切れとなり敗北。続く中堅の廣瀬、積極的に攻めるが、相手に先制を取られる。負けずにポイントを取り返すが、反則を取られ、相手にリードを許す。点差を詰めることができず、敗退してしまう。悔しさを滲ませ、ベスト4という結果に終わった。

◆杉山俊輔監督
「(今日は)みんな、自分の組手ができていて内容的にもよかった。負けた要因は色々あると思うが、どんな状況であれ、勝てるのが強いチームの条件だと思うから、そのために練習をするしかない。(チームとして) 出てない選手もみんなよかった。誰を出してもおかしくなかった。課題は技術面というより、選手自身が何を感じたか、努力不足など、きっと選手自身が感じている。(注目選手は)田口が力をつけてきている。ほかの選手も刺激を受けて、上達すると思う。(4年が引退して)4年がチームをうまくまとめてくれていて、よかった。主将の保岡も最後まで役目を果たしてくれた」

◆長野寛コーチ
「(今日は)間の取り方や、攻めの攻防の技術的な部分が稽古ではできているのに、本番でだしきれない。稽古中から、本番を意識して、プレッシャーを越えられるようになってほしい。ただ、今日の試合の負けた相手は近畿大で去年勝った相手だったから、大きく見れば、去年負けたチームが、練習して、勝ったチームに勝つというように、年々、空手のレベルが上がっていくことも大事なこと。(コーチとして)選手にとっては、優勝することが一番嬉しいことだと思うが、選手の成長が少しでも見たい。人間的にも成長してくれて、それがOB、OGとなって、駒大に戻ってきてくれる、そうなることでチームが強くなっていける」

◆保岡笑(文4)
「(今日の結果は)自分たちが最近やってきた稽古は出せており、その分では負けてないと思うが、稽古中に感情が乱れた時の戦い方とかが、本戦同様にまだ稽古が出来ていなかったのかなと思うので、技術量だけではなく、稽古の質も上げていくべきだと思いました。(良かった点は)みんながそれぞれ自分の組手が出来ていたというのが一番いいところ。最後の負けた試合では、今まで出来ていたところが出来てないところもあったので、どの試合になっても自分の組手ができるといいなと思ってます。(4年間を振り返ってみて)自分は結構メンバーとかにはなりませんでしたが、メンバーの子たちと練習とかをして、自分ももっと頑張らなくちゃって、メンバーじゃなくても思えることができたので、そういう面では皆にも感謝してますし、4年間がすごく充実したものになりました。(自分がチームに残せたことは)自分は見守ることしか。主将でしたけど、見守って背中を押してあげることしかできなかったと思うので、皆が頑張ってくれたおかげだと思うので、次の世代にはもっと頑張ってほしいです。(監督から)監督は練習内容がいい時は褒めてくれるし、悪い時は怒ってくれるので、言葉ではないんですけど、そういう風に接してくれたのが一番自分は安心しました。(同期に一言)今の同期で4年間やってこれたのは一番いいと思うので、今のメンバーが誰ひとり欠けてもやってこれなかったと思うので、本当に感謝の気持ちで一杯です」

◆伊東佑季
「(今日の結果は)目標は日本一だったので悔しいです。(調子は)悪くはなかったんですけど、準決勝の相手も負ける相手ではなかったので、自分の組手をすれば勝てたと思う。(良かった点は)今日は試合前の気持ちづくりが、前回はスイッチが入らなかったので、今回は試合前の自分の気持ちの持ってきかたを意識して、コートに入ったので、気持ちの面ではよかった。(今日の試合について)最後の試合では、自分の思うように自信を持ってやればいいのに、少し相手のことを考えすぎてしまい、いつも通りにやればポイントをとれたというのが反省点です。(4年生に向けて)今までたくさん本当にお世話になりました」

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