• 3ヶ月半ぶりにスタメン出場となった松村優はスーパーセーブをみせた=東洋大学朝霞グラウンドで(阿部愛実撮影)

  • 攻めきれない状態でもチャンスを作り続けた薬真寺

後期リーグ開幕も、1点届かず黒星スタート

[サッカー部]JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 第12節・中大戦(2019年09月16日 16時00分)

JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 第12節・中大戦が9月14日、東洋大学朝霞グラウンドで開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
駒大0ー1中大


【得点者】
13分:[中]高窪 健人


【メンバー】
GK
1 松村 優太郎[4年=長崎総科大附高]

DF
20 小幡 祐稀[3年=東京Vユース]
19 松村 王貴[3年=洛北高]
6 猪俣 主真[2年=三浦学苑高]
17 前田 武勇[4年=広島ユース]

MF
12 竹上 有祥[4年=駒大高](→74分 26 中間 俊亘[3年=広島県瀬戸内高])
10 薬真寺 孝弥[3年=長崎総科大附高]
8 横山 玄徳[4年=千葉U-18](→77分 23 藤原 拓海[3年=山梨学院高])
14 米田 大介[3年=浦和東高]

FW
7 荒木 駿太[2年=長崎総科大附高]
18 土信田 悠生[2年=高川学園高](→ 59分 9 高橋 潤哉[4年=山形ユース])


【SUB】
GK 22 杉本 陸[3年=新潟明訓高]
DF 2 深見 侑生[4年=駒大高]
DF 5 桧山 悠也[2年=市立船橋高]
MF 13 江崎 巧朗[2年=ルーテル学院高]


後期開幕戦となった今節の相手は中大。松村優は第7節以来約3ヶ月半ぶりのスタメン出場。2トップは土信田とシャドーの位置に荒木の2年生コンビが担う布陣で、高橋はベンチスタートとなった。

前半に多くチャンスを作ったのは中大。序盤ディフェンスラインの裏のスペースを使われる場面が散見される。前半13分には右サイドからカットインして放たれたシュートを松村優が一度はストップするも、こぼれ球を押し込まれ先制を許してしまう。その後もなかなかリズムをつかめないチームを支えたのは松村優。前半37分にはバイタルエリアからゴール右上を狙って放たれたシュートをスーパーセーブ。久々のスタメン出場となった背番号1番が輝きを放った。

1点を追いかける後半だったが、9分にはサイドから崩され、バイタルエリアからフリーでシュートを撃たせてしまうなど立ち上がりは思うように攻められない苦しい展開に。後半14分には状況を打開すべく高橋を投入し、攻撃の活性化を図る。すると、前線でターゲットになるだけでなく、サイドに流れてクロスを上げ、チャンスを演出するなど徐々に流れを呼び込むが、1点が遠い駒大。試合終了間際には薬真寺のクロスに荒木が頭で合わせるなどゴールに迫ったものの、最後まで得点を奪えず惜敗。リーグ戦3連敗となった。


◆秋田 浩一監督
「(今日の試合を振り返って)悔しい。(けが人が多い中でメンバーについては)今やれるベスト(のメンバー)かなと。内容は別にして機能したと思う。公式戦ではずっと点数が取れていないので、攻撃力(が足りない)と思うが、(この試合で)夏から公式戦4連敗なので…。順大戦は1点取れたがあとは1点も取れていないので、攻撃をなんとかしなければいけない。(点数が取れないことについては)誰か打開できる子がいればいいが、とにかく泥臭く諦めずにやっていく子達を使っていくしかないと思う。(後期リーグの課題は)得点力。チームでやることを徹底できるようにすればもう少しチャンスは作れたかなと思う。個人のレベルは上がったと思うがチームとして何をやろうかということがまだうまくいっていないというか、理解できていない。(けが人が多いことについては)受け入れてやっていくしかない。前田は最初はダメだったが、4年間で初めて(トップチーム出場)だったので、よくやったと思う。使える選手が増えてきたので、けが人が戻ってくるまではなんとか粘ってやっていきたい。(次節の順大戦に向けて)夏に負けたばかりなので、雪辱を晴らしたいが誰をディフェンスに使うかまだ頭にない。GKも含めてそこが安定していない。前期の終わり頃、GKの杉本が一生懸命やるしよくなってきたので…悩みどころ。勝負にこだわってやっていきたい」

◆星 キョーワァン(法4)
「(自身のケガの調子は)状態も徐々に良くなっている。今は復帰に向けて動き出している。(応援席から今の駒大の試合を見て)大臣杯も中断期間明けの前期リーグの時もそうだったが、最後のところで決めきれていない。力を発揮できていないところは試合を外から見ていて感じる。(後期リーグでのチームの意気込み)チームは前を向いてやっている中で、今日の試合で0ー1という結果だった。自分たちの(ボールを持っている)時間帯も多い中で点が取れないということはチームとしての課題。そこは日頃の練習からもっと突き詰めていかなければ(点数が)取れる部分も取れないと思うので引き続きみんなで意識してやっていきたい。(けがをしている選手が多い印象だが)チームとしてはけが人が多く、苦しい状態。僕も含めてチームに対して迷惑をかけてしまっているので、早く復帰してチームの力になれるようにと離脱している人はみんなそう思っていると思う。引き続き今のピッチはみんなに任せて、自分は早くピッチに戻れるように頑張りたい」

◆松村 優太郎(市4)
「(今日の試合を振り返って)シュートは止めたが結局自分のミスというか、弾きどころのミスで失点して負けているので意味がない。(何度もピンチを救っているように見えたが)結局負けているので、シュートをどれだけ止めてたとしても、負けてしまったら意味がない。(久しぶりのスタメンだったが)久しぶりではあったが、いつもと変わらずやるだけだった。でも立ち上がりに失点してから、1点も取れずに終わってしまったので課題の残る試合だった。(大臣杯が終わってからチームとしてどんな部分を強化してきたか)もっと4年がやらないとというか、4年生がやらないと後輩たちはついてこないので、そう話し合っていたので、4年生がもっとやろうという声掛けとかは行ってきた。(次戦の意気込みについて)順大は前期負けてるので、連敗するのはまずいので、とりあえず勝ち点3を絶対取りたい」

◆猪俣 主真(歴2)
「(今日の試合を振り返ってみて)前半の嫌な時間帯に自分達が粘れないで失点してしまった。前半0で粘ってやろうと言うことで試合に入ろうとして、チャンスもあったが決めきれず勝てなかった。(星選手もおらず、猪俣選手がディフェンスリーダー的な立場を担っていると思うが)自分はそのつもりになって考えていかなければいけないのですが全然力不足で…まとめて、ディフェンスだけでなくもっとチームを活気づけなければいけない立場だと自分も思う。なかなか上手く引っ張れていない状態。(星選手がいない期間が長く続きましたがここまでどんなことを意識したか)(星)キョーワァンさんに練習時にも体の向きやカバーの意識をもっと持てと言われているので、キョーワァンさんがいなくても出来るようにと思っているのですが…。今まで頼ってしまったところが多かったので、王貴さんと二人で粘って頑張ろうと言っている。(大量失点で負けているわけではないが)失点をしないということで、先ず守備からいかないといけないのに今日みたいに決めきれなくて、1対1の時も決められない。その1失点がひびいてくるから自分達は粘って粘って攻撃の流れに繋げようとやっている。失点しなければ引分け。そこで勝点1を取れるかどうかはこれから大きくひびいていくのではないかと思う。(公式戦4連敗だが)負け癖みたいなことがちょっと出始めているチームの中でそういう状態なので、2年生の自分達の学年や下の学年からも突き上げてチームを活性化させなければダメ。フレッシュな自分達が頑張らなければいけないと思う。(次は順大戦だが)悔しい思いは順大戦からの4連敗なのでリベンジしたい」

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