• 春季リーグを勝ち点2の4位で終えた(奧野凌河撮影)

  • 初先発の中村は6回1/3を投げぬいた(清野雄太郎撮影)

  • 引退試合となる最終戦で岩崎は適時打を放った

  • 今季、後半に調子を上げてきた井上は勝利打点を挙げた

  • 試合後、引退する岩崎を胴上げした

理想の野球で最終戦勝利!4位で春季リーグを終える

[準硬式野球部](2019年06月01日 22時12分)

東都大学準硬式野球2部春季リーグ対法大Ⅱ3回戦が5月9日、綾瀬スポーツ公園第1野球場野球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


駒 大 020 040 000=6
法大Ⅱ 000 005 000=5


      打安点
(6)稲 葉410
(8)岩 田300
 8 川 瀬100
(9)鈴 木410
 9 太 田100
(7)大 谷420
 7 浅 井100
(3)朝 木320
PR5中 村000
(D)河 野521
(2)岩 崎413
(5)井 上332
 3
(4)竹 下410

     計36114

二塁打:鈴木(5回)、岩崎(5回)
三塁打:井上(2回)


       回   打 安 点
〇中村優   61/3  24 5 2
池 田    22/3  13 1 3


勝ち点獲得へ向け、ベストメンバーで臨んだ春季リーグ最終戦・法大Ⅱ3回戦。試合は序盤から駒大ペースとなった。

2回表、1死二、三塁の場面で8番・井上晴太(文3)が左中間への2点適時打を放ち、先制に成功。初登板・初先発の中村優大(英2)にとって貴重なアドバンテージとなった。5回表には3番・鈴木佑弥(営3)の中前安打を皮切りに安打が続き、1死満塁の好機を作り出すと、6番・河野雄大(英2)が右前適時打。続く岩崎文哉(営4)も中堅方向へ適時二塁打を放ち、この回4得点。リードを6点に広げた。

一方、守りは先発・中村が要所を締め、6回までは無失点投球。初登板の緊張がある中、6回1/3を投げ試合を作った。
7回表には1死から5連打を浴び、5失点と1点差に詰め寄られるが、池田瑞基(仏1)の粘りの投球で同点は許さない。その後は走者を得点圏に進ませることなく、相手打線をシャットアウト。6-5で勝利し、最終戦で勝ち点を獲得した。

今季は勝ち点2を獲得し、リーグ4位で全試合が終了。秋季リーグは投手力を磨き、2部優勝を目標に掲げる。

山尾悠斗(経3)
「(一番勝ちを取りたかった試合だったが)今日も勝ち点を取りにいった。最下位になるかもしれないチームは本気で勝ちを取りにくるから、そういうチームから序盤リード、中盤に追加点を取れた。先発が6回2失点で降板して、一時は1点差に詰められたが、やばいなという感じはなかった。追いつかれたら追いつかれたで点を取る自信はあったし、打たれても次の回に池田が抑えてくれたから心配もせずに楽に見てられる試合だった。(先発が1年生だったが)先発は1年生のときにサークルに入っていて、2年生から入部してきたが、試合を作ってくれた。リリーフの池田は打たれはしたが、その後は抑えて、2人で5失点以内で終われて、理想のゲームだった。(今季は投手力が課題だったが)秋は面白くなると思う。今日投げた先発・中村優大であったり、池田であったり、稲葉だったり、そこに小林茂幹と川井が入ってきて、つないでくれれば優勝を狙える。秋はそこしか見ていない。春は投手が苦しいが、そこが改善できれば秋は負ける要素がない。(岩崎選手が引退するが今日の活躍は)訳分からないですよね(笑)。今日みたいに頼れるところで打ったのは久々。いつも訳分からない場面でポーンっと打つ(笑)。ただ、今シーズンはインドネシアから帰ってきてから調子があまり上がっていなくて、今シーズンはホームラン0だった。でも打つときには打って、1試合に1本は出ていた。それはチームとして必要。上位打線にいなくても結果を残してくれてありがたかった。今日もどこかで一本打ってくれるだろうという安心感があったから使いやすかった。途中から一塁手と捕手を兼任してくれていたが、先輩として投手をリードしてくれた。それだけに捕手がいなくなることが心配。誰を使うかは決まっていない。(これからの試合に向けて)新人戦は後輩がメインだから好きにやってもらいたい。秋リーグは優勝しか狙っていない。1年生の人数が多いから上級生のケツに火がつけばいいと思う」

◆中村優大
「(初先発だったが)緊張はしていなかった。ボールが乱れていた部分があったが、なんとか修正しきれた部分があって、良かったと思う(先発で行くと知らされたのは)先週くらい、初先発でボールがない状態だったので、鏡を見てシャドウピッチングをしたり、自分の動画を見て修正したりした。(調子はどうだったか)ストレートは序盤から良かったが、変化球が浮いていたのでその部分を修正したい。(6回に打ち込まれる場面もあったが)あそこはスタミナ切れだったと思う、自分的には疲れていたわけではないが、球がいっていなかった。(リーグ戦を振り返って)最近入ったばかりでリーグ戦をあまり見れていないが、今日が最終戦ということなので、次の新人戦に向けてしっかりやっていきたい。(今後の意気込みは)高い目標はないが、波がないように常にいい投手としてやっていきたい」

◆岩崎文哉
「(今日の調子は)もともと今日が最後の予定だったので、(今日に向けて)用意はしてきた。今日の出せる力を出し切れた。(5回に走者一掃のタイムリーを打ったが)前の打席でスライダーで三振をしていた。相手の投手は、もともとは得意だったので、追い込まれていたがカウントが整ってスライダーが来たのでそれを打ち返した。(最終戦で勝ち点を獲得したが)勝ち点1では寂しいと思っていた。勝率で最下位を回避したという結果では、自分が残っていたのに情けなかった。今日はなんとかして勝ちたかった中、5回に3点タイムリーと自分がいいところで打てて勝ちに貢献できてよかった。(捕手として先発出場したが)捕手という要になる部分が上級生になるというのは、やりにくい部分もあったと思う。自分が下級生のときには、4年生が捕手をやるという状況はなく、去年は本格派2枚で(投手に)自分が楽しませてもらっていた。今期は少しでも投手の力のプラスになれるように意識してやってきた。(初登板の中村の球はどうだったか)初めての公式戦で、パッと投げて抑えられていた。今期は野手が投げる機会も多く、久しぶりに投手の球を捕ったという感じ。これからは彼が投手の中心になってくると思う。(4年生として出場した今季を振り返って)出続けることの難しさというものがあった。また出続けることへの期待もあったので、期待に毎試合応えるために1試合に1本は安打を打つことを目標にしていた。今季安打を打てなかった試合は1試合だけだった。打率としてすごいわけでは無いが、毎試合打つというのは難しいことであったと思う。(今後チームどんなチームになってほしいか)目標は高く、秋リーグを優勝してもらいたい。(準硬式野球をやってきて印象に残っていることは)自分たちの代の春季優勝した時の、法政II戦は一生忘れない。同級生の山名と自分が本塁打を打ち、山下さんのノーヒットノーランもあって、打撃で活躍でき、捕手としてノーヒットノーランのサポートができた。(今後も野球を続けるのか)就職活動中で定まっているわけではないが、野球を今までやってきて、簡単に切り離せるような人生ではないので、社会人に行くことはないが、クラブチームや草野球チームなどいろいろな手段があると思うので、そこで続けていければなと思う」

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