• パスで試合を組み立て、自らTDを決めた#1樋口=富士通スタジアム川崎で(菅野真由子撮影)

  • パスキャッチでチームに貢献した#16小川

  • 正確なロングパスでゲインに大きく貢献した#4油井(野村聖撮影)

  • リターンTDを決めた#26佐々木

新体制で挑んだオープン戦初戦 敗戦も収穫のある試合に

[アメリカンフットボール部](2019年05月17日 14時48分)

2019年春季オープン戦対神奈川大戦が5月12日、富士通スタジアム川崎で行われた。結果は以下の通り。

●駒澤大BLUE TIDE12ー23神奈川大ATOMS〇 
第1Q (0ー0)
第2Q (6ー13)
第3Q (0ー7)
第4Q (6ー3)

オープン戦初戦の相手は、今年BIG8に昇格した神奈川大学。

前半は、駒大のオフェンスからスタート。#1樋口を中心にパス、ランで攻めるも、ファンブルなどが目立ち思うようにラインを進めることができず、パント止まり。ファンブルボールを相手にリカバーされ、攻撃権を失ってしまう。そのまま相手にラインを進められTD。先制を許してしまう。その後、相手キックオフをキャッチした#26佐々木が相手ディフェンスをうまくかわし、リターンTDに成功。しかし、ミスから相手にラインを進められ、またもTDされ6-13で前半は終了。後半に入っても、神奈川大の勢いは止まらず、相手の#1、#11のパスプレーにディフェンス陣が翻弄され、タックルミスも重なり立て続けにTD、FGを決められ6-23と差が開いてしまう。反撃にでたい駒大は、#20速見のインターセプトから攻撃権を得ると、#84佐久間、#16小川の見事なパスキャッチで大幅ゲインに成功。最後は#1樋口が自ら運びTD。スコアを12-23とした。しかし、反撃もここまで。新体制で挑んだオープン戦は黒星スタートとなった。


◆新倉晴彦監督
「(試合を振り返って)もったいないというのが一番の印象。メンバーの交代ミスやファンブル、ホールディングでミスがあった。ゲームを壊すミスはやめようと言ってたのに、それが試合で出てしまったので、いい感じにドライブができていても得点につながらなかった。そういうところは普段の取り組みの問題なので、そこを直していきたい。ディフェンスに関しては、今日はBチームの試合で、点は取られてしまったけどデビュー戦とは思えないタックルをしてた若手の選手もいたので、そこは収穫だと思う。でも、所々でタックルミスもあって、そこに関しては上級生、下級生関係ないので、精度をもっと上げていかなければいけない。結果としては、負けてしまったが実りのある試合だったと思う。(新体制で初の公式戦でしたが)練習は今までいい感じにできていて、例年よりもいい雰囲気で試合に入れたと思う。(今年のチーム作りについて)いいチームだけど、4年生が優しくて厳しさがない。そこに関して自分が上から言ってもしょうがないので、4年生が引っ張っていってほしい。チームは毎年4年生がビシッとして引っ張っていくので、まだ今の4年生はそこがまだできていない。(オープン戦、リーグ戦含めこれからの意気込みを)まず、アホなミスをなくすこと。いいミスはまだ春なのでこれから直していけるからいいけど、ゲームを壊すようなミスは集中力や個人レベルの問題なので、普段の練習から試合モードになってないからこのような結果になってしまう。(次戦の法政大戦に向けて)まずはターンオーバーをなくす。オフェンスがまだまだ未完成で、今回もあまり点を取れなかったので、時間はかかってもターンオーバーをなくしてゲームを壊さないように組み立てていくことはが大事になっていくと思う。あとはディフェンスがどこまで食らいついていけるかですね」

◆八鍬智也(G4)
「(今日の試合を振り返って)まだまだというのが一つ目の印象。同じリーグの相手だったが圧倒的な差で勝てなかった。取り組みは間違っていなかったと思うが、それに対して実力が追いついていないというのが一番の印象。(どういうところを直していきたいか)オフェンスであればもっともっとヤードにこだわって前に進む意識を持つこと。ディフェンスであればもっとハードにヒットできるし、ハードにタックルできる。そこは練習から変えていける部分なので、直していきたい。(主将として初の公式戦だったが)正直緊張したというのが一番ある(笑)。100人を超える選手をまとめるというのは初めての経験なので戸惑った面もあった。だが、仲間は頼もしい人ばかりで、自分のことを助けてくれるので、試合が終わってみたら楽しかった。(主将はどのように決めたのか)選考は最初に学年ミーティングで候補として誰がいいかをあげて、そこからコーチ陣に決めていただいたという感じ。(今年のスローガンはどのように決めたか)シーズン最初にチーム全員でのミーティングを重ねて、どういう方向性でやっていったら去年と比べてもっといいチームになるかというのを考えた。そのときにチャレンジャーというスローガンを決めて、挑戦し続ける姿勢が一番大事なのではないかという答えにいたった。(主将としての意気込みは)うちの部はスポーツ推薦の選手が少なく、一般入部で入ってくる選手が多いので、1年間通して『フットボールが楽しい』と思えるチーム作りが自分の使命かなと思っている。厳しさがあっても最終的にはアメリカンフットボールが好きという。好きで強いチームが絶対勝つので、楽しい環境作りは自分自身でも心がけている。(次戦の意気込みは)次戦の法大は、一つ上のリーグで去年関東3位のチームなので、まずフィジカル面での差が出ると思う。意気込みとしては、フィジカルの差を懸念してびびって思い切ったプレーが出来ないというのが一番だめなので、そこをまず一人ひとりが『絶対倒す』という意気込みがないと、メンタル面で負けてしまう。課題はフィジカルの差をどのようにスピードやテクニックで超えられるかがすごく大事なところ。一人ひとりのメンタル面とスピードの面でもっともっといいチームになれるので、そこが大事だと思う」


※掲載が遅れましたことをお詫び申し上げます。

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