• 林が5回にチーム最初の適時打を放った=明治神宮球場で(中川達夫撮影)

  • リーグ戦初本塁打の木下

  • 福山はこの日が公式戦初登板だった(吉澤ほの香撮影)

打線が奮起し後半に反撃も、あと一歩及ばず

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対中大1回戦(2019年04月16日 15時36分)

東都大学野球春季1部リーグ対中大1回戦が4月16日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大000 021 030=6
中 大010 131 01x=7

      打安点
(9)緒 方310
(4)林 琢212
 H  東 100
 4 谷 本100
(8)若 林520
(5)平 野400
(3)小 西400
(6)新 田320
 D 鵜 飼200
 HD 菅 220
(2)鈴 木102
(7)山ノ井300
 H7木 下112
     計3296
     回 打安点
⚫竹 本 4 1542
 山 本 1/3 423
 浪 岡 12/3 731
 福 山 2 830

2回裏に無死一塁から左中間への適時二塁打を浴び、早くも1点を先制される。4回裏、先頭打者に四球を出し、その後右前安打と犠飛でさらに1点を失った。続く5回表、四球と緒方理貢(政3)の左前安打、盗塁で1死二、三塁とし、続く林琢真(市1)が中前適時打を放つ。一気に2点を返し、同点へと追いついた。しかしその直後に安打や2点本塁打などで3点を重ねられ、またも追う形に。6回表に鈴木大智(法4)の犠打で1点を返すも、その裏に1点を返され点差はついたままに。だが8回表、駒大の反撃が始まる。無死から新田旬希(商2)、菅力也(商4)の連続安打で二三塁とすると、鈴木の犠飛がで1点を返す。さらに1死から代打木下大成(政4)がレフト方向への本塁打を放ち同点に追いつく。そんな反撃もむなしくこの裏、安打と失策で1点を追加される。1点差のまま最終回を迎えるも、三振に倒れ追加点はならなかった。
投げては4人の継投となった今試合だが、与四球は2に抑えたものの、被安打12と苦しい結果に。得点後に四球を出してしまうなどの場面があり、投打のかみ合わない一戦となった。

◆大倉 孝一監督
「(先制され追い越されても追いつく形はできたが、その中で勝ちきれないことが課題か)うん。うんうんそうだね。(あと1本がほしいといったところか)あと1本というかあと何本もほしいよね(笑)。まあ兼ね合いかな。点をとったのにとられる、といった展開がね。そこの兼ね合いができてくれば。(何本打てるかよりも点をとったあと、相手をいかに抑えるかと言う部分か)当然。それが野球の流れだから。1点とったいけるな、と思ったらまたランナー出したり四球が出たりする。そうするとなかなかリズムが作れないので、もう少し辛抱しながらやりたい。(6回緒方選手の打席で『嫌らしく』と叫んでいたがあれにはどんな意味が)先頭打者だから、出塁しようということ。(木下選手に本塁打が出る前、1球ごとにスイングのジェスチャーをしていたがどんな意図が)低めの球を狙っていけということ。上向いちゃってたから。(フォームなどの問題は)それも含めて。(そのアドバイスもあっての本塁打か)いやまあ、そんなに簡単なことではないのだけどね。(次戦に向けて)とにかく経験が少ないチームだから、この春は試合の中でたくさん経験させてあげたい。一戦一戦。」

◆鈴木 大智主将
「(今日の試合を振り返って)悔しい。勝ちきれなかった。(追いつく部分が増えて、粘りは出てきたか)追いつく場面はいいが、追い越せないので、差があるのかなと思う。(後1本といったところか)もう1本打つことだったり、投手でも1球に向き合ったりとか。決められないところがあったと思う。打者では高めの球に手を出すなど、やはりそういった部分が決めきれてないと思う。(乱打戦となったが、毎回状況の変わる中でベンチの雰囲気は)変わらない。3点差が付いたときも、『3点差なら追いつける』という声を掛けたし、実際追いつけた。変わらず元気です(笑)。(先発の竹本投手は)ミスも少なかったし、直球変化球ともに安定していた。あとは毎回ヒットを打たれてしまう部分だったりを詰めて行けたらと思う。(福山投手が公式戦初登板だったが、印象は)そんなに緊張していなかったと思う。本来以上の球の威力もあったし、腕も振れていたと思うので。堂々と投げれていたと思う。思うままに投げてくれたら、あとは自分がリードするだけなので。自分の持っているものを出せるように準備しておいてもらえればと思う。最後のゴロは焦りだと思う。準備不足や経験不足もあるかな。(次戦に向けて)やることをやるしかない。ここまで4試合、いい試合だが勝ち切れてないものばかり。なんとか自分たちが持っているものを出すしかないと思っている。全力で勝ちにいくなかで、冷静になりながら相手の隙も突きながらやっていきたいと思う。」

◆木下 大成
「(打席に入る前に監督から声をかけられていたが)「狙っていけ」と言われたので、狙っていく気持ちだった。これまで4打席全部三振だったので、自信はなかったが、打つ気持ちで入った。(狙いは)狙ったスライダーがきたので、上手く体が反応してくれた。高めの真ん中寄りだった。(感触は)ちょっと詰まったが、いい感じで振れた。風もいい感じだったので、打った瞬間風に乗ってくれるかなと思った。入るとは思わなかった。(初ヒットがホームランになったが)コンパクトに振り抜くことを意識して、どちらかと言えば単打を狙っていた。結果的にホームランになってくれた。(打席中監督から『低く』というようなジェスチャーがあったが)初球高めに手を出してしまったので、低めに目を付けていけということ。(開幕からヒットが出なかったが)落ち込んでいた。スタメン落ちは覚悟していたが、どこかで出られたら打ってやろうと思っていた。(今日はあと1点届かなかったが、今後に向けて)チームの決めごとの後半粘ることはできている。そこで勝ちきるためにあと一歩のところを詰めていきたい。」

◆福山 優希
「(今日の投球を振り返って)ビハインドの中だったから開き直って投げれた。だが、いざ点差が詰まって同点になったとき、リーグ戦終盤の切羽詰まった場面となるとそこまで深い準備ができていなかったとは思う。(今日の調子は)あまりブルペンの調子がマウンドで直結するタイプではない。ブルペンではそんなに良くなかったが、捕手の大地さんが声をかけてくれたり、内野の方がジェスチャーをつけてくれたりして、何とか初回は投げることができた。(初登板だったが)リーグ戦が始まる前はそんなに緊張しないと思っていたが、リーグ戦が始まったら緊張した。ビハインドは楽に投げられるが、同点になったときは勝負になるからそこが難しい。(8回のエラーは緊張からか)投げる前に焦っていたわけではない。打たせにいったチェンジアップで、打たせる意図があったが、いざ自分のところに来ると驚いてしまった。人任せだったと思う。(神宮の登板は)あまり球場がどこだからいいと思う方ではないが、神宮球場のようないい球場で投げると、大学の勝ち負けを背負って投げていると思った。新入生とか関係なしに責任感を持って投げなければいけないと思った。 (次の試合に向けて)この試合は自分が1勝を落としてしまった。チームを勝たせると言えるレベルではないが、少しでもチームに貢献できるように全力で投げたい」


*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、1部リーグ対中大第2回戦は4月19日(金)17:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

発行冊子最新号一覧背景(左)

硬式野球部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)