王者拓大に健闘するも、一歩及ばず
[ボクシング部]関東大学ボクシングリーグ戦(2014年06月29日 01時27分)
第67回関東大学ボクシング1部リーグ対拓大戦が、6月28日後楽園ホールで行われた。結果は以下の通り。
駒大4-5拓大☆
【LF】●永江 良(商2)[WP1-2(27-30 30-27 28-29)]○後藤大河
【F】○林田翔太(商4)[WP3-0(29-28 ㉘-28 29-28)]●王 賢吾
【B】○田中亮明(商3)[TKO(2R1分30秒]●加藤遼汰
【B】○金中竜児(禅2)[WP2-1(29-28 27-30 29-28)]●竹嶋宏心
【L】●濱田達也(仏4)[TKO(1R1分54秒)]○藤田大和
【L】●鈴木涼太(地4)[TKO(3R1分35秒)]○藤田健児
【LW】●松下拓也(法3)[WP0-3(26-30 27-30 27-30)]○井上浩樹
【W】○鬼倉龍大(経2)[WP2-1(29-28 29-28 28-29)]●中村拓矢
【M】●高田侑典(経3)[TKO(2R1分17秒)]○高橋 諒
※WPはWin on pointの略
※()内は3人のジャッジによるそれぞれの3Rの合計ポイント
※TKOとはテクニカルノックアウトの略
昨年のリーグ戦王者拓大との対戦。フライ級・林田は序盤から左ストレートを中心に攻め、2Rで主導権を握ると、その後は危なげない試合運びで勝利を手にする。続くバンタム級・田中は切れの良い左右のパンチで相手を圧倒する。2R果敢な攻めで立て続けにダウンを奪い、TKO勝ちをおさめた。ライト級・濱田、鈴木は相手に力の差を見せつけられてしまいTKOで敗れる。ウェルター級・鬼倉は壮絶な打ち合いの末、先にダウンを奪う。後半2つのダウンを喫するが、攻めの姿勢を貫き勝利。勝敗がかかった状態での出場となったミドル級・高田(侑)は、ペースを掴めずTKOで敗れ、惜しくも勝利を手にすることは出来なかった。
◆中島成雄総監督
「(今日の試合は)みんなで盛り上げており、チーム全体で勝とうとしていた。(特に良かった選手は)林田、田中はよかった。安定した試合で完璧だった。(最終戦に向けて一言)負けるわけにはいかないと思っている。選手たちに頑張らせます」
◆林田太郎コーチ
「(今日は)良い試合だった。声をまとめて出すことによって一体感が出た。負けてしまったが、価値のある試合だったと思う。(前回と比べて声の面は)大分変わった。口うるさく言ったが、成果が出てくれた。声の大切さに気付いたと思うので、次からは出来ると思う。(次に向けて)ベストメンバーではない中、声でリーグトップの拓大と4ー5の試合が出来た。ベストメンバーと声が合わさったらどこまで出来るかワクワクしている」
◆林田翔太主将(商4)
「(今日は)東農大戦で負けて、ネガティブな気持ちになっていたが、味方の声援が気持ちを前に押し出してくれた。今日ほど、みんなの声援が力になった試合はなかった。(試合内容は)ワンツーができなかったし、技術的にも内容的にもボロボロだった。自分から攻めて、プレッシャーをかけにいくことを意識した。ジャブをとにかく打った。(監督・コーチからは)手数が少ないことと、精神的に弱いことを言われた。(最終戦は)チーム一丸となって戦う。勝つので、応援よろしくお願いします」
◆鈴木涼太(地4)
「(今日のコンディションは)悪くはなかった。(王者拓大相手だったが)格上が来ると思ってはいたのでイメージは出来ていた。パンチをくらってバランスを崩したところでダウンをとられてしまった。効いてはいなかったが、それが結果的にダウンにつながってしまったので悔しい。(相手の印象は)1回対戦したことのある選手だったが、やはり強かった。(監督・コーチからは)格上なので自信を持っていけと言われていた。(最終戦に向けて一言)出るかどうかわからないが、次で引退してしまうので、なんとか勝って終わりたい」
◆田中亮明(商3)
「(今日は)右ストレートをたくさん打ってもっとバランスよくしたかった。相手がオーソドックスになると前のめりになってしまうことが良くなかったが、ダウンを取った後にもう1回ダウンを取ろうと攻めきれたのが良かった。(今日得たものをどう生かすか)得たものというか、距離感がよくないなと思ったので、ダウンを取った時の自分と相手の位置を思い出して、どの距離が一番自分のパンチが当たるかを確認しながら練習したい。(TKOは)高校時代の恩師が見に来てて、すっきりしたと言ってくれたので良かった。(チームの負けは)正直チームは勝てると思ってなかったので当然かなと思う。(次戦に向けては)順位に関わってくるので大切。相手の研究をしっかりして1人1人競る試合が多いと思うので自分を含めて勝ちたい」
◆高田侑典(経3)
「(今日は)毎試合毎試合地に足がついていないので、スタミナ切れや変な動きが多い。手は出るが、足がついていかない。そこを直さないと強いパンチは打てないので、直したい。出来ていないことを直すのが、強くなる近道。(勝ちが決まる状態で出番が回ってきたが)勝っている状態で回ってくるか、4-4で回ってくるかはメンバーが出たときから分かっていた。鬼倉が勝って、気合はすごく入った。空回りは無く、勝つために打ったが、ああいうラッシュが初めてだった。合わせられたが、効いているか効いていないかわからなかった。打ってから普通は間が空くが、今日は間が無く来られた。余裕がなかった。(次戦が最終戦だが)正直今負けてる分、練習するしかない。ラストと、個人戦に繋がる練習をするしかない。2週間では難しいが、直前まで勝てるように調整していきたい」
◆鬼倉龍大(経2)
「(今日の試合は)内容がダメダメだった。練習不足。出直したい。(試合で意識したところは)勝つ過程、内容をよくしようとした。苦しいときにパンチをふりまわしてしまった。亮明さんみたいにきれいに打つことができれば。(良かったところは)あまりないが、結果的に勝てたところ。(左ボディーを頻繁に出していたが)ボディーが効いてるなと思ったので打った。(最終戦に向けて)記録より記憶に残る試合をしたい。出るかわからないけど今日以上に全力でやりたい。チームとしてまとまって勝ちたい」
なお、対東洋大戦は7月12日、後楽園ホールで行われる予定。
■会場へのアクセス
JR中央線・総武線 都営三田線 水道橋駅下車 徒歩1分
大江戸線 春日駅下車 徒歩5分
丸ノ内線・南北線下車 後楽園駅下車 徒歩1分
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