加藤、2年ぶりに全日学選抜へ
[卓球部]第79回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)(2012年10月29日 00時30分)
第79回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)4日目が10月28日、横浜文化体育館で行われた。結果は以下の通り。
<男子シングルス5回戦>
●加藤悠二(商3)1―4柴田(愛工大)○
勝てばベスト8入りの一戦。加藤は序盤から相手ペースに持っていかれると、昨日までのような攻撃をさせてもらえず2セット先取される。3セット目はバックハンドを上手く使いミスを誘わせて勝利。しかし4セット目は相手が流れをつかみ8点差でこのセットを奪われると、5セット目もスマッシュやフォアドライブなど相手の勢いある攻撃に阻まれ、力を出し切ることができずに敗戦。8強入りは逃したが、駒大、そして自身2年ぶりのランク入りを果たし全日学を終えた。加藤は来月に名古屋で開催される全日本選抜卓球選手権大会に出場する。
◆長崎隆志監督
「気持ち的には守りに入ったわけではないが、攻めていかないと活路は見出だせない。先に先に攻められて後手に回ってしまった。何をやったらいいのか整理できないままやっていた。昨日までの感じとは少し違ったね。(2年前との違いは)1年のときは勢いで入ったから、今回は入るべくして入ったランク。先につながる、もっと上にいける可能性がある。(今大会は)ランクに2人入れず残念だったが、出た選手が自分の取り組みが足りてた足りてないと課題がはっきりした。1、2回戦で負けたメンバーがいかにして高い意識でできるか、奮起するかが鍵。悠二の後ではなく、俺がチームをひっぱる気持ちで出てくれればチームは変わる」
◆佐藤 究主将
「(加藤)悠二はやっぱ今回目標がランクよりももっと上にあったのでなにか意識したものがあったのかもしれない。いつもは悠二のペースでいくんですけど、相手のペースになってしまって流れを変えられなかった。(今後は)団体だとチームの応援の力や勢いで強い選手にも勝つことができるけど、個人戦は実力がないとやっぱり勝てない。それぞれやらないといけないことは違うけど、個々の力を上げるようにしなければいけない。自分は相手のミス待ちではなく、自分から攻撃してポイントを取れるようにしたい」
◆加藤悠二
「(今日は)昨日は相手のプレーをイメージして相手が変えてきたところに対応していったけれど、今日は相手をイメージできず試行錯誤している途中で負けてしまった。(今大会は)最低ラインのランク入りをすることができたが、そこから上の試合で勝負ができず悔しい。(2年前との違いは)2年前は向かっていく気持ちで緊張もなく思いっきりプレーできたけれど、今回はランク入りを目指していたし周りからも期待されていたのでプレッシャーを感じた。(選抜大会まで)ランク入りした選手や中国人の選手といった格上の選手しかいないけれど、ラリーにもっていけば勝機は見えてくるので、サーブレシーブや三球目、四球目の確認やラリーにもっていく練習をしたい」
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