３冠の夢破れ、無念の総合５位

[陸上競技部]第24回出雲全日本大学選抜駅伝競走(2012年10月08日 19時02分)

　第24回出雲全日本大学選抜駅伝競走が10月８日、出雲大社と出雲ドームを結ぶ全６区間44.5kmで行われた。結果は以下の通り(総合３位と駒大関係のみ)。

★総合記録★
１位　青学大　2:10:09
２位　東洋大　2:11:10
３位　中　大　2:11:35
５位　駒　大　2:11:50

★個人記録★
１区　撹上宏光(経４)　24:06 ⑪(11)
２区　村山謙太(経２)　17:27 ⑨(10)
３区　上野　渉(政４)　24:37 ⑪(10)
４区　油布郁人(営３)　17:55 ③(10)
５区　久我和弥(社４)　18:19 ③(８)
６区　窪田　忍(経３)　29:26 ②(５)

※○は区間順位 ( )は総合順位

　大学駅伝開幕戦である出雲駅伝。１区撹上は第２集団からのスタート。残り1000m辺りで失速し２区村山へとタスキを渡す。村山、３区上野、４区油布とトップとの差を縮めることができず５区久我へ。久我は区間新の好走をみせ、２人を交わしアンカーの窪田へと繋ぐ。窪田は驚異の走りで必死に前を追うも前半の失速がひびき悔しい結果となった。

◆大八木弘明監督
「（今日のレースは）１、２区がダメで３区がとどめだった。気持ち的に弱いと思う。向かい風で離れたり、自分の苦手意識を全く克服できてない。窪田にくるまでに１秒大事にして一人ひとり走れば勝てるチームだが、それができないから昨年と同じようなことになってしまった。はじめの流れがこの駅伝では大事だと思う。（残りの駅伝にむけては）しっかり考えて立て直していきたい。メンタル的な面も含めて、しっかり見直していきたい」


◆撹上宏光
「（今日のレースについては）何も言えない。足を引っ張ってばかりで、チームをけん引することもできなかった。監督からのアドバイスもあったが、自分の中で冷静にできなかった。最後の年でしっかりできなかったのがまだダメだと思う。（全日本に向けて）同じような失敗はできない。この流れをいかに立てなおしていくことが大事だと思う。キャプテンとしてしっかりチームを引っ張っていきたい」

◆村山謙太
「(コンディションは)出雲に向けて調整を合わせてきたが、思ったより悪かった。自分のせいで負けてしまった。もっと順位を上げたかった。(監督からは)集団について風をうまく使い最後上げて行けと言われたが、実際はポツポツとばらけてて、風が強くて前に行けなかった。(11位でタスキを受けたが)順位は関係無く最低でも区間賞を狙って前に行こうとした。(全日本に向けて)今のままじゃ出させてもらえない。コンディションも練習もしっかり考えて行きたい」

◆上野 渉
「コンディション自体は悪くなかった。しっかり前を追って行こうというレースだった。前を追ってく上で、１人で走る局面で結果的に離されてしまった。新たに課題が出来たと思う。（監督からは）自分のペースで刻んで、区間賞を狙えと言われたが、１人で行ききれなかったのが悔しい。（全日本にむけて）今度こそ勝たなきゃいけないと思う。一からやり直して頑張りたい」

◆油布郁人
「(今日は)チーム全体としては１区から大きく遅れてしまって先頭集団に絡めなかったのが良くなかった。個人的には自分のペースを刻んで区間賞を狙っていったが及ばず取ることができなかった。基本的には湿度が高く追い風のおかげで走りやすい状態だった。(全日本に向けて)力はみんなあったが、本番で出すことができなかった。日頃からしっかり練習を積んで試合で勝負強さをつけていきたい」

◆久我和弥
「（レース前の監督からの指示は）自分に回ってくるまでに順位が悪く、チームの流れも悪かったので自分が流れを断ち切るために区間賞を狙っていけと言われた。（レースを振り返って）自分の持っている力は出せたが、その結果がこの通りなので、もう一度自分自身を見つめ直さなければならない。チームとしても残念な走りだった。（全日本に向けての抱負は）今回、応援して下さっている方々や、いつも支えて下さっている方々を残念な気持ちにさせてしまって、とても悔しいことは走った本人たちが一番よくわかっているし、それをどう受け止めていくかが今後の自分たちの課題なので、そこを考えながらこれからの練習に励んでいきたい」

◆窪田 忍
「(今日は)個人的には区間賞を狙っていたのですごい悔しかった。(監督から)走る前に自分の走りをしっかりして前を見ていけと電話があった。合宿は前半は崩れていたけど中盤から後半にかけては比較的良くて全体的には７〜８割でまとめることができた。(全日本にむけて)こんなチーム状況だけど甘さをしっかり見直して何が足りないのか、何をしなければならないかを考えて、あとの２つの駅伝をしっかりとやっていきたい」